2018 アジアロードレース選手権第6戦

2018 アジアロードレース選手権第6戦
タイ・チャン・インターナショナルサーキット
11月30日(金)~12月1日(日)

 
SS600
#23 羽田太河
予選:18番手
レース1:13位
レース2:12位
シリーズランキング:11位
AP250
#88 セス・ラジブ
予選:20番手
レース1:13位
レース2:15位
シリーズランキング:27位

#81 アニシュ・ダモダラ・シェティ
予選:26番手
レース1:22位
レース2:20位
シリーズランキング:31位

2018 アジアロードレース選手権第6戦 タイ・チャン・インターナショナルサーキット



予想以上の苦戦となったアジア最終戦

3月に開幕したアジアロードレース選手権(ARRC)は、今シーズンも12月最初のウイークにシリーズ最終戦を迎えた。

舞台は、開幕戦と同じくタイ・ブリラムにあるチャンインターナショナルサーキット。

ここは長いストレートが多くSS600クラスでは、他メーカーが速さを見せている。



その中でチーム、そしてライダーもベストを尽くすことを目標にマシンのセットアップに勤しんだ。

レースウイーク初日は、いつも通り3本のフリープラクティスがあった。

しかし1本目は、ミッショントラブルが発生し、3周目に転倒。

思うように走ることができず20番手と大きく出遅れてしまう。


2本目は、普通に走ることができ1分40秒644で10番手につけていたが、3本目はラジエターに穴が空くトラブルがあり、タイムを伸ばせずに18番手と予想以上の苦戦となっていた。



土曜日の予選では、何とか1発タイムを出したいところだったが1分40秒を、なかなか切ることができない。

セッション終盤に1分40秒374を出すが、自己ベストから1秒以上遅いタイム。

全体的に3月よりもタイムは出ていなかったが、それにも増して厳しいレースウイークとなっていた。



天気はウイークを通して晴れとなり、日に日に暑さは増し、日曜日は一番厳しい暑さとなった。

18周で争われたレース1。

太河は、スタートを決め2周目に7番手までポジションを上げるが、ギア抜けの症状が出てしまい15位でゴール。

レース後に前で走路外走行をしたライダーにペナルティが課せられたため2つポジションをアップし13位という正式リザルトとなった。



レース2に向けてセットをアジャストし、マシンはよくなってきていたが、5台以上の集団から抜け出せず、レース終盤には、3台による12位争いを制しチェッカー。

苦しいレースを戦い終えたのだった。



AP250クラスのセス・ラジブは、レース1で13位、レース2で15位と両レースでポイントを獲得し、2018年シーズンの最後を飾った。

アニシュ・ダモダラ・シェティも両レースでチェッカーフラッグを受けている。

選手より一言


羽田太河

初日にトラブルが発生し、そこからいい流れに持って行くことができなかったのは悔しかったですね。

予想以上の厳しいレースになってしまいましたが、無事にシーズンを戦い終えることができました。

これも応援してくださる皆さんのおかげです。ありがとうございます。

2018年シーズンは、いろいろ苦戦した年になりましたが、その分、勉強になったことも多々ありました。

この経験を来シーズンに生かせるようにしたいと思っています。
 

手島雄介監督

最終戦は、厳しい戦いとなりましたが、無事にシーズンを終えられたのは、支えてくださった皆さんのおかげです。

本当に感謝いたします。

日本人ライダーを中心にアジアロードレース選手権に参戦するのは、ひと区切りになりますが、来シーズンに向けてチーム体制を構築中なので、決まり次第ご連絡いたします。

この6年の経験をインド、そしてアジアのライダーを育成していくことを、出光さん、Hondaさんの力をお借りしながら、アジアンパワーを伸ばして行ければと思っています。