2018 アジアロードレース選手権 第5戦

2018 アジアロードレース選手権 第5戦
インドネシアセントゥールサーキット
10月13日(金)~14日(日)


 
SS600
#23 羽田太河
予選:9番手
レース1:6位
レース2:10位
 
AP250
#80 セス・ラジブ
予選:23番手
レース1:23位
レース2:21位

#81 アニシュ・ダモダラ・シェティ
予選:27番手
レース1:25位
レース2:24位
 

2018 アジアロードレース選手権 第5戦 インドネシアセントゥールサーキット


最後まであきらめずに走り切る!

3月に開幕したアジアロードレース選手権(ARRC)もシーズン終盤戦を迎え、シリーズ第5戦がインドネシア・セントゥールサーキットで行われた。

このサーキットは、路面が荒れており、走り込んでいる地元勢が有利なところがあるが、昨年は、羽田も表彰台に上がっており、上位を目指して走り出した。



走り始めると、昨年より路面の状態は悪く、継ぎ接ぎだらけでギャップというよりも段差となっており、一部では、アスファルトではなくウレタンのような素材が使われているところもあるなど、まさにスペシャルなコースとなっていた。

案の定、初日からインドネシアのライダーがセッションをリード。

羽田は、コースの状況を確認しながら、マシンセットを進め、セッション毎にタイムを縮めて行く。

初日は、6番手と、まずまずのポジション。



土曜日に行われた公式予選では、1分31秒022とタイムを縮めるが、周りもタイムを上げ9番手となる。

16周で争われたレース1。

羽田は、スタートを決め5番手でオープニングラップを終えると、三つ巴の4番手争いを繰り広げて行く。

5周目にはデチャ選手にかわされ6番手に下がると、さらに後方から追い上げてきたイルファン選手に9周目にかわされ7番手となるが、前でデチャ選手がコースアウトし、再び6番手に上がる。

そしてレース終盤には、背後に小山選手が迫って来るが、これを抑えきり6位でチェッカーフラッグを受けた。



日曜日も晴れとなり厳しい暑さに見舞われた。

朝のウォームアップ走行では、変更したセッティングがいい方向に行き、手応えを感じていた。

チームと羽田は、さらに決勝に向けてセッティングを変更して臨むが、これが裏目に出てしまいレース2は、耐えのレースとなってしまう。

それでも最後まであきらめずに走り切り10位でゴールした。



AP250クラスのセス・ラジブは、フリープラクティス2で転倒しマシンが大破。

自身も骨折はなかったものの肋骨を痛めており、苦しいレースを戦い抜いた。

アニシュ・ダモダラ・シェティも両レースを完走している。
 

選手より一言


羽田太河

初日から調子は悪くなかったのですが、予想通り地元勢が速かったですね。

去年は表彰台に乗っていましたし、今回も目指していましたが届きませんでした。

その中でも、チーム一丸となってマシンをセットアップして行き、全力を尽くせたレースだったと思います。

最終戦タイも厳しいレースになりそうですが、自分自身、最高の走りができるようにベストを尽くすだけです。

応援ありがとうございました。
 

手島雄介監督

セントゥールサーキットは、路面が特殊ですごく難しいコースですが、その中で、セッション毎、レース毎にどうマシンをセットアップして行くかを追い求めて行きました。

順位は、決して満足行くものではありませんでしたし、行きすぎた部分もありましたが、チームとして経験してきたものを出せたレースになったと思います。

AP250の2人も難しいレースでしたが、完走したことは評価できますね。

次戦は、最終戦になるので今まで培ってきたことを、すべて出し切るレースにしたいですね。

引き続き、応援よろしくお願いいたします。