2026 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦
SUPERBIKE RACE in MOTEGI
2026 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦
SUPERBIKE RACE in MOTEGI
栃木県・モビリティリゾートもてぎ(1周=4.801km)
2026年
8月29日(土):予選 天候:雨/コース:ウエット
8月30日(日):決勝 天候:くもり/コース:ドライ
ST600
#71 小山知良予選P.P.(タイム:2'03"218)
決勝:2位
J-GP3
#3 岡崎静夏予選5番手(タイム:2'11"801)決勝:DNF
#23 若松 怜
予選3番手(タイム:2'10"472)決勝:DNF
小山知良が2位に入りタイトル争いを大きくリード!
J-GP3の岡崎静夏、若松怜は痛恨の転倒
小山知良が2位に入りタイトル争いを大きくリード!
J-GP3の岡崎静夏、若松怜は痛恨の転倒
全日本ロードレース選手権シリーズ、2026年の後半戦が栃木県・モビリティリゾートもてぎからスタートした。
J-GP3クラスに参戦する岡崎静夏と若松怜は、第4戦筑波(6月21日)以来、ST600クラスの小山知良は第3戦オートポリス(5月31日)以来、待ちに待ったレースとなる。
インターバルには、トレーニングはもちろん、イベントにも出演し、ロードレースを知ってもらう活動も行った。
小山は、左手のリハビリを続け、ミニバイクでリアブレーキのコントロールを反復練習し、この成果が今回のレースにも活かされた。
今回は、事前テストがなかったため、木曜日に特別スポーツ走行が設けられ、通常よりも1日多いレースウイークとなった。
しかし、初日の1本目はウエットから乾いていく中途半端なコンディション、2本目はウエットとなり、2日目は2本ともドライと不安定な天候に翻弄される。
その中で、小山は冷静に周囲の状況を見ながら、自分自身でやるべきことを進めていった。
J-GP3クラスの若松と岡崎も前半2戦の反省を生かし、マシンセットに勤しんでいった。
そんな2人の最大のライバルにアクシデントが起きた。
金曜日の1本目のセッションが始まった直後に5コーナーでゼッケン1をつける尾野選手が転倒。
右手と右足を骨折してしまい今回は欠場を余儀なくされてしまう。
最大のライバルの離脱に浮き足立つのではなく確実に勝利を手にしたいところだった。
土曜日の公式予選は大方の予報通り雨となり、ウエットコンディションでのタイムアタックとなった。
若松と岡崎は、まずコースに出ていくとマシンとコンディションを確認。
一度ピットに戻ると、タイムアタックに入っていく。
多くのライダーが終盤にタイムを出してきたが、2人も例外ではなかった。
計測最終周にベストタイムを出し、若松が3番手、岡崎が5番手と好位置をキープした。
ST600の小山もセッション終盤の勝負になることは分かっており、ここで一気にタイムアップ。
見事にポールポジションを獲得して見せた。
小山のポールポジションは昨年の岡山ラウンド以来となり、そのときもウエットコンディションだった。
日曜日は朝からくもり空となり、決勝はドライコンディションになることが予想された。
しかし、朝のウォームアップ走行の路面はウエットから乾いていく状況。
この日、最初のレースとなったJ-GP3クラスが始まるころには、ほぼドライとなったが、ところどころにウエットパッチが残っていた。
決勝が始まると若松は3番手、岡崎は5番手につける。
若松は若手ライダー3名とトップグループを形成。
これを岡崎は追っていたが4周目のヘアピンで転倒。
そのままリタイアとなってしまう。
若松はトップグループにつけ様子を見ながら、引くときは引き、決して無理はしなかった。
レース終盤に入るとトップに立ってスパートをかけようと考えていたのだが・・・
残り3周を切った13周目のS字コーナーでトップを走りながらもウエットパッチにフロントをすくわれてしまいクラッシュ。
悔やんでも悔やみきれないリタイアとなってしまった。
ST600クラスの小山も激戦を繰り広げた。
ポールポジションからスタートを決めトップに立つとレースをリード。
2周目に藤田選手にかわされるが、そのテールをピタリとマーク。
長尾選手も続き、3台がトップグループを形成し、そのままレース終盤を迎える。
何とか最後に勝負したいところだったが、左手は限界を超えていた。
5コーナーでオーバーランしかける場面もあったが、何とか2位をキープしてゴール。
シリーズランキングでは、2番手の長尾選手に20ポイント差をつけ大きくリードする結果となった。
ST600クラス #71 小山知良コメント

開幕戦のSUGOから今回で4レースを終えましたが、すべてでトップ争いに加われているのは、自分にとって非常にポジティブなことです。
前回のオートポリスは、相性のいいサーキットだったことなど、さまざまな要因がうまく噛み合って勝てましたが、シーズンを戦う上では、常にトップ争いに加わり続けることが重要だと思っています。
4レースすべてでトップ争いができていることは、大きな自信になっています。
今回はウエット、ドライの両コンディションで強さを証明できました。
決勝では序盤にポジションを下げましたが、無理に仕掛けて後続を引き寄せるよりも、3台で逃げる展開を選択し、レース全体の状況を見ながら走りました。
後方からレースを進めることで集中力やフィジカルもコントロールしやすいと考えていましたが、もてぎは非常に強いブレーキングが求められるコースなので、終盤は手がかなり厳しい状態でした。
それでも最後まで粘ることができ、ラスト2周の5コーナーでは転倒しかける場面もありましたが、そこを乗り切って表彰台を獲得できたことは大きかったです。
今回は大きなバトルをお見せするレースではありませんでしたが、最低限の目標である表彰台に上がることができました。
現地まで足を運んでくださったファンの皆さまにも、少しでも楽しんでいただけていればうれしいです。
このいい流れを崩さず、次戦の岡山でも同じような結果を残せるよう、しっかり準備して臨みます。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
J-GP3クラス #3 岡崎静夏コメント

転倒リタイアという結果になってしまい、応援してくださった皆さまに申し訳なく思っています。
赤いTシャツを着て本当にたくさんの方が駆けつけてくださっていましたし、その姿を見て、レース後は改めて“頑張らなければいけない”と強く感じました。
今回は、何か一つが大きくうまくいったというわけではありませんが、昨年までと比べて、常にもう一段高い位置でレースができるようになってきたと感じています。
その分、わずかなミスが順位を大きく左右し、転倒につながる難しさも実感しました。
今回の転倒をしっかり反省し、トップライダーとして戦うためには、より丁寧に一つひとつの準備を積み重ねていく必要があると感じています。
大会前には日本郵便関東支社の皆さまに激励会を開いていただき、会場にも本当に多くの方に足を運んでいただきました。
若松選手と1-2フィニッシュ、そしてダブル表彰台を狙っていただけに、2人とも転倒という結果になってしまったことは本当に悔しいです。
ランキングでは2戦連続でノーポイントとなり厳しい状況ですが、今年の目標はシーズン当初から変わらず優勝することです。
ランキングを意識しすぎるのではなく、目の前のレースで勝つことに集中していきます。
この悔しさを岡山で必ず晴らし、皆さまと一緒に笑えるレースをしたいと思っています。
残り2戦、皆さまに楽しんでいただけるレースをお見せし、優勝をご報告できるよう、しっかり準備して挑みます。
最後まで応援よろしくお願いいたします。
J-GP3クラス #23 若松怜コメント

天候が安定しない週末となり、決勝日も路面に雨が残り、朝のウォームアップ走行はウエットコンディションとなりました。
決勝直前までドライタイヤかウエットタイヤか判断が難しい状況でしたが、最終的には路面が乾き、スリックタイヤを選択しました。
ただ、コース上には所々ウエットパッチが残っており、非常に難しいコンディションでした。
その中で、乾き切っていない部分を踏んでしまい、トップを走行中に転倒してしまいました。
優勝を狙っていただけに、本当に悔しい終わり方でした。
今シーズンはオートポリスでもノーポイントとなっていますが、チャンピオンシップでは上位の選手もノーポイントとなっているため、まだまだ状況は分かりません。
もちろんチャンピオン獲得は目標ですが、今シーズンでJ-GP3クラスへの参戦を最後にすると決めているからこそ、最後まで“優勝したい”という気持ちを大切にして戦っています。
今回もポイントを獲得する走りはできたと思いますが、勝利を狙って攻めた結果の転倒なので、悔しさはありますが大きな後悔はありません。
サイティングラップでは、ウエットパッチの影響で想像以上にマシンが滑り、怖さもありました。
それでも、コースサイドにたくさんの赤いTシャツを着た皆さんがいてくださったことで、その恐怖心を乗り越えることができました。
スタートしてからは、応援してくださる皆さんに少しでも楽しんでいただけるレースをしようと、毎周全力で戦いました。
それだけに、最後まで走り切って良い結果をお見せできなかったことが本当に残念です。
しっかり気持ちを切り替えて、日本郵便の皆さん、そして応援してくださるファンの皆さんに、次こそ最高の結果をお見せしたいと思います。
残り2戦もチャンピオンシップだけにとらわれず、優勝を目指して全力で戦います。
最後まで僕を信じて応援していただけたらうれしいです。
次戦も熱い応援をよろしくお願いいたします!
手島雄介監督コメント

後半戦のスタートとなるもてぎ大会を無事に終えることができました。
今大会もご支援いただいた日本郵便株式会社様、NTT ドコモビジネス株式会社様、トランスコスモス株式会社様、グラビス・アーキテクツ株式会社様をはじめとするスポンサー各社様、そして日頃より応援してくださるサポーターの皆様に、心より御礼申し上げます。
今大会は、J-GP3クラスの岡崎選手と若松選手が惜しくも転倒リタイアとなりました。
一方、ST600 クラスの小山選手は2位に入り、開幕から3戦連続で表彰台を獲得。
チャンピオンシップでもトップをキープすることができ、残る岡山、鈴鹿に向けて勢いをつけるレースになったと思います。
今回、改めて強く感じたのは、我々がこうしてレース活動を続けられていることへの感謝です。
ここ2カ月で日本各地で大きな災害が続く中、会場には多くの郵便局員の皆様が足を運んでくださいました。
お話を伺うと、ご自身が被害に遭われたり、大切な配達用のバイクが何十台も水没したりする中、周辺の郵便局同士で力を合わせ、日本のインフラを支えてくださっていました。
そうした皆様の姿を目の当たりにし、我々がレースをさせていただき、多くの方に会場へ集まっていただけることは、決して当たり前ではないと改めて実感しました。
同時に、我々もこの活動を通じて、何か皆様の力になりたい、もっと自分たちにできる役割を果たしたいという思いが、より強くなりました。レースには必ず結果があり、良い結果もあれば悔しい結果もあります。
しかし、我々が本当に目指しているのは、レースの結果だけではありません。
皆様と一緒に創り上げているこの活動が、社会の中でどのような価値を生み、皆様の日々の力になれるかという“ 成果” を大切にしています。
今大会、水害に遭われた郵便局の局長様から“ 元気をもらいました” と声をかけていただきました。
その言葉を決して忘れることなく、残る岡山、鈴鹿に向けて活動していきたいと思います。
この先の2カ月も、皆様と同じ時間を共有しながら、最終的に“応援していてよかった”と思っていただけるようなすばらしい形を残せるよう、チーム一丸となって取り組んでまいります。
引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします。
