2026 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦
筑波大会
2026 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第4戦
筑波大会
茨城県・筑波サーキット(1周=2.070km)
2026年
6月20日(土):ART合同走行 天候:曇りのち雨 コース:ドライ
6月21日(日):予選・決勝 天候:雨のち晴れ コース:ウエット・ドライ
J-GP3
#3 岡崎静夏予選P.P.(1'03"995)決勝:DNF
#23 若松 怜
予選5番手(タイム:1'05"030)決勝:2位
岡崎静夏が初ポールポジションを獲得!
若松怜が優勝と同タイムの2位!
岡崎静夏が初ポールポジションを獲得!
若松怜が優勝と同タイムの2位!
茨城県・筑波サーキットで全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦が開催された。
今回、全日本はJ-GP3クラスのみだが、日本郵便docomo Business TPにとっては、関東圏に一番近いサーキットだけに多くのファン、関係者が応援に来てくれる重要な大会となるだけに、ライダーの気合いも、より一層入るところだ。
筑波ラウンドは、事前テストがなくスポーツ走行に参加。
若松と岡崎は様々なコンディションで走り込みを行い順調にレースに向けた準備を整えてきていた。
とりわけ岡崎は、誕生日に自己ベストを更新するなど自信を深めていた。
レースウイークは、金曜日の走行はなく、土曜日にART合同走行が2本、日曜日に公式予選と決勝レースが行われる、いつもと違うスケジュールが組まれていた。
梅雨の真っ只中だけに、天気予報には雨マークが並んでいたが、土曜日は何とか2本ともドライコンディションで走行できた。
1本目の走行では、若松が59秒895で3番手、岡崎が1分00秒112で6番手と、まずまずの出だし。
2本目では、若松が59秒610まで縮め2番手。
一方、岡崎はセッション中盤に第2ヘアピンで転倒を喫してしまいタイム更新はならず。
1本目のタイムで初日は6番手で終えていた。
J-GP3クラスの予選終了直後から雨が降り出し、日曜日の朝になってようやく止んだものの路面は、すぐには乾かず、不安定な路面コンディションで公式予選が行われた。
路面は乾いていく方向だったため、セッション終盤の勝負になることは間違いなかった。
1周1分を切る全日本ロードレース選手権が開催されているコースで一番タイトな筑波だが、20分という限られた時間だけに、「なるべくコースにとどまって、路面状況を判断して走れ」とコーチとして帯同する小山知良がアドバイス。
そのアドバイスを実行したのが岡崎だった。
セッション終盤に単独で走りながら、クリアラップを取るとタイムアップ。
計測最終周に、ただ一人1分03秒台に入れる1分03秒995をマークし、見事トップに浮上。
自身初のポールポジションを獲得した。
若松も一時は2番手につけ、1-2も期待されたが、5番手と2列目を確保した。
その後、天気は回復し日差しが出てくると気温も上がってくる。
もちろん路面はドライコンディションとなっていた。
グリッドにはいつもながらの心地よい緊張感が漂っていた。
岡崎と若松は、笑顔をときおり見せファンサービスも欠かさない。
ウォーミングアップに入るところで1台エンジンストールがあったが、予定通り進行され、ダミーグリッドに全車が整列するとレッドシグナルがライツアウトしレースがスタートする。
岡崎のスタートは悪くなかったが、2番手グリッドの高杉選手の加速が速く、岡崎はアウトからかぶせていくラインで1コーナーに入っていく。
そのイン側から2台のマシンが前に出ていく。
その1台が若松だった。
若松はトップで2コーナーをクリア。
戸高選手をはさみ、岡崎は3番手で続いていく。
岡崎は、バックストレートで戸高選手をかわしオープニングラップで若松、岡崎の日本郵便docomo Business TPが早くも1-2体制を築いていた。
若松がレースをリードし、岡崎も落ち着いて若松のテールをマークしていたのだが・・・
後方からは高杉選手とゼッケン1をつける尾野選手が近づき4台のトップグループになるかと思われた。
しかし、5周目の第1ヘアピンで岡崎が痛恨の転倒。
再スタートはできず悔しいリタイアとなってしまう。

その後、トップ争いは3台争いとなる。
7周目に若松は高杉選手にかわされ2番手。
そのまま膠着状態が続くが、レースも終盤に入る15周目に尾野選手が動いてくる。
16周目には尾野選手がトップに立つと、若松もこの動きに呼応し2番手に上がり、トップ争いは尾野選手と若松の一騎打ちとなっていく。
何度もポジションを入れかえながら2番手でファイナルラップに入っていく。
第1ヘアピン立ち上がりでアウトから並びかけるが尾野選手に抑え込まれ、若松はダートを走ってしまう。
その後も最後まで諦めずに攻め立てていくが、僅かに届かず2位でゴール。
優勝の尾野選手とは1/1000秒まで同タイムという僅差だった。
J-GP3クラス #3 岡崎静夏コメント

事前に筑波サーキットで走り込みを行い、今回と近いコンディションも経験していたことから、自信を持ってレースウイークに臨むことができました。
予選はウエットからドライへと変化する難しいコンディションでしたが、その中でも自分の走りができ、自身初となるポールポジションを獲得することができました。
日頃から応援してくださる皆様の支えがあって手にすることができた結果ですし、その喜びを皆様と分かち合えたことをとてもうれしく思っています。
自分自身にとっても大きなステップアップになったと感じています。
一方で決勝は、スタート自体は悪くありませんでしたが、オープニングラップの1コーナーで若松選手が前に出たため、まずはしっかりついていき、レース終盤、特に最終ラップで勝負を仕掛ける展開をイメージしていました。
しかし、その作戦を実行する前に転倒してしまい、とても悔しい結果となりました。
最後まで攻め続けることができなかったことを考えると、まだ自分には足りない部分があると感じています。
事前にチームで行ったテストではロングランも実施し、決勝を走り切るための準備を進めてきましたが、少しリズムを崩した際にうまく対応することができませんでした。
今回の悔しさを無駄にせず、次戦に向けてさらに成長できるよう取り組んでいきます。
また、J-GP3クラスのみの開催となった今大会で、暑さや雨という難しいコンディションにもかかわらず、多くの皆様に応援に駆けつけていただき、本当にありがとうございました。
今回は若松選手と1-2フィニッシュのチャンスを自分が逃してしまった形になりましたので、次戦以降はしっかりと結果につなげられるよう準備を進めていきます。
引き続き応援よろしくお願いいたします!
J-GP3クラス #23 若松怜コメント

予選まではアベレージタイムもよく、順調にレースウイークを進めることができていました。
しかし決勝ではコンディションの変化に対して自分がうまく対応しきれず、ペースを落としてしまったことが最後のバトルにも影響したと思います。
いけるところで積極的に仕掛けることを意識して走りましたが、尾野選手に対しては一歩も二歩も及ばなかったと感じています。
チャンスがあれば逃げ切る展開に持ち込めた可能性もありましたし、自分にもアドバンテージがある状況だっただけに、最後の駆け引きで僅差の敗戦となってしまったことは本当に悔しいです。
ただ、開幕戦ではトップグループから離されて単独での2位でしたが、今回は最後まで優勝争いを展開できました。
その意味では、今後につながる非常に価値のあるレースだったと思っています。
まずはしっかりと走り切り、2位表彰台という結果を持ち帰ることができました。
冷静にレースを組み立てて最後まで走り切ることができれば、結果は自然とついてくるという自信にもなりました。
後半戦も一周一周を大切にしながら全力で走り、優勝、そしてチャンピオンシップ争いに向けて日々取り組んでいきます。
現地で応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
コースインした際に多くの方々の声援が見え、大きな力になりました。
チャンピオンシップもまだどうなるかわかりません。
最後の最後まで全力で戦い抜きますので、引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします!
手島雄介監督コメント

シーズン前半戦最後の戦いとなった筑波大会を無事に終えることができました。
まずは、日本郵便株式会社様、NTTドコモビジネス株式会社様、トランスコスモス株式会社様をはじめとするスポンサー各社様、そして日頃より温かい応援をいただいているサポーターの皆様に心より御礼申し上げます。
今大会は予選と決勝を1日で行うワンデー開催となりました。
予選はレインコンディションでスタートし、途中からドライへ変化する難しい状況でしたが、チーム一丸となって準備を重ねてきた成果を発揮することができました。
特に印象的だったのは、岡崎静夏選手が自身初となるポールポジションを獲得したことです。
長年筑波を走り続け、努力を積み重ねてきた岡崎選手が最前列から見た景色は特別なものだったと思います。
結果として決勝は転倒リタイアとなりましたが、その挑戦と成果はチームに大きな勇気を与えてくれました。
また、若松怜選手も2位表彰台を獲得し、最後まで優勝を争うすばらしいレースを見せてくれました。
選手たちの成長と挑戦する姿勢を間近で見ることができ、チームとしても大きな手応えを感じています。
努力がいつ結果として表れるかは分かりません。
しかし、選手たちが諦めずに積み重ねてきた時間、そして支えてくださる皆様の期待や応援が一つになった瞬間を感じることができた大会でした。
チームの活動意義を改めて実感するとともに、私自身も大きな力をいただきました。
後半戦に向けてさらに準備を進め、応援してくださる皆様と力を合わせながら、一つのチームとして成長し続けていきたいと思います。
引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします。
One Team!ありがとうございました!
