2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦
SUPERBIKE RACE in KYUSHU


小山知良
  

大分県・オートポリス(1周=4.674km)
観客動員数:8,600人(2日間合計)

2025年
9月13日(土):予選 天候:曇りのち雨 コース:ドライ
9月14日(日):決勝 天候:雨のち曇り コース:ドライ
 
 
 
 
ST1000
#23 西村 硝
予選9番手(タイム:1'52"385)
決勝:中止




 
 
 
 
ST600
#11 小山知良
予選2番手(1'53"752)
決勝:中止

#17 大和 颯
予選18番手(1'56"497)
決勝:中止
 
 
 
 
J-GP3
#4 岡崎静夏
予選5番手(1'58"910)
決勝:中止

#2 若松 怜
予選4番手(1'58"789)
決勝:中止
 
 

 



コヤマックスが復活の予選2番手!
決勝は視界不良のため無念の中止!!


2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 SUPERBIKE RACE in KYUSHU
全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦の舞台は、大分県・オートポリス。

シリーズで唯一の九州地方での開催となるだけに、レース名にも“KYUSHU”の文字が入る。

前戦もてぎは、とにかく厳しい暑さに見舞われたが、9月に入ったことと、阿蘇の雄大な自然の真っただ中にあるオートポリスということもあり、気温も湿度も低かった。

ただ、晴れていれば快適だが、山の中にあるため、天気が変わりやすいのがサーキットの特徴でもある。

 

前週に行われた事前公開テストでは、初日と3日目が晴れでドライ、2日目は台風15号の影響を受けたがウエットコンディションと2つのコンディションでテストができ、それぞれがレースウイークに向けた課題を明らかにしていた。

レースウイークも天気予報は、雨マークが並んでいたが、初日、2日目と何とかドライコンディションでセッションは進んでいった。

ST600クラスの小山知良は、オートポリスとは相性がよく、過去に何度か優勝もした経験がある。

事前テストから調子はよく、レースウイークに入っても初日の2本目に1分54秒360をマークしトップにつけていた。

とはいえ、まだ左手と右足は、思うように動かせない状態だが、懸命なリハビリと、現状での走らせ方を工夫して速さを見せていた。

一方、大和颯は、事前テストで明らかになった課題を克服すべく、走り出し着実にタイムアップを果たしていた。
 

大和 颯
 

2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦
 

J-GP3クラスの若松怜は、チャンピオンシップを考えるとポイントリーダーの前でゴールするのは必須。

ライバルは事前テストから速さを見せつけていたが、少しでも可能性がある限りチャレンジしていった。

岡崎静夏も課題であるブレーキングを改善すべく取り組みながら、セッションを進めていった。

ST1000クラスの西村硝は、オートポリスをあまり得意としていなかったが、事前テストでの課題がクリアできれば、表彰台を狙える手応えを感じていた。

ここで勢いをつけ、得意としている岡山、そして鈴鹿で優勝を狙いたい思いがあった。

土曜日の公式予選は、20分1本で行われた。

セッションの時間が短いため、速いライダーにつこうとする者、それを嫌いタイミングをずらす者と、コース上では駆け引きが行われる。
 

西村 硝

 

小山知良

J-GP3クラスの若松と岡崎は、基本単独でアタックしていたが、ときにはランデブーして走っているタイミングもあった。

2人とも計測最終周にベストタイムを記録し、若松が4番手、岡崎が5番手とセカンドロウにつけた。


ST1000クラスの予選では、セッション序盤に雨が降ってくるが、路面を濡らすほどではなかった。

多くのライダーがピットインする中、西村はタイムアタックを続けていたが、スピード差のあるライダーに引っかかってしまい、大きくタイムをロス。


もっとタイムが出たはずだったが、9番手と不本意なポジションとなっていた。



ST600クラスの小山は、しっかり1周をまとめると1分53秒台に入れ2番手タイムを記録。

大和も金曜のタイムを更新し18番手とポイント獲得に向けて射程を絞っていたのだが・・・

日曜日は、朝からオートポリスは雲に覆われてしまい走行ができない状態だった。

タイムスケジュールが変更になり、レース周回数を短縮して行う方向だったが、JSB1000クラスだけ奇跡的に開催できたが、他のクラスはすべて中止となってしまった。

このため、予選順位でハーフポイントが与えラベルことになった。
 

岡崎静夏
 


日本郵便Honda RACING




ST1000クラス #23 西村硝コメント


西村硝
 

決勝ができなかったのは非常に残念でした。

全日本唯一の九州大会で多くのファンの皆さんと交流でき、とても楽しい時間を過ごせました。

レースをお見せできなかったのは申し訳なく思いますが、トークショーやサイン会を通じて応援いただき感謝しています。

今回は苦戦もありましたが、ドライであれば追い上げられる自信があり、直前までST1000クラスは、開催されるのではという雰囲気もあったため悔しさは大きいです。

それでも今回の学びを次戦に必ず活かします。

遠方から多くの方にお越しいただきありがとうございました。

僕らが一番お見せしたかったレースの開催は叶いませんでしたが、無事に終えられたことを前向きに捉え、次戦に向けてチーム一丸となって挑みます。

今後とも応援よろしくお願いいたします。
 

西村硝
 

西村硝
 

西村硝
 

西村硝

 

ST600クラス #11 小山知良コメント


小山知良
 

コースイン直前まで霧が晴れていたためレースに向けて集中していましたが、路面が乾き始めたところで中止のアナウンスとなり残念でした。

強風の中の予選では単独走行で2番手をつかみ、その結果が最終リザルトとなり久しぶりに2位を獲得できました。

オートポリスは神様がいるかのように相性がよいですが、ライダーのスキルが試される特別なサーキットだと改めて感じました。

若手ライダーの苦戦にも助けられての結果でしたが、岡山ではリハビリをさらに進め実力で表彰台を狙います。

貴重な週末に応援に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。

少しずつ復活しつつあるKOYAMAXをこれからも応援していただけるとうれしいです!
 
 

小山知良
 

小山知良
 

小山知良
 

小山知良

 

J-GP3クラス #4 岡崎静夏コメント


岡崎静夏
 

やはり決勝を走りたかったというのが正直な気持ちです。

予選は5番手止まりでしたが、ドライなら自信を持って上位を狙えたと思います。

ウエットは不安もありましたが順位キープの想定で、事前テストから課題であるブレーキング勝負への対策を考え準備していただけに実践できず残念でした。

今回も多くの方に応援に来ていただいた中で走れなかった悔しさは、残り2戦で必ず晴らしたいと思います。

若松選手との1-2フィニッシュの機会も限られているので、悔いのない戦いをし、皆さんにおもしろく楽しいと思っていただけるレースを届けられるよう準備していきます。

ありがとうございました。
 
 

岡崎静夏
 

岡崎静夏
 

岡崎静夏
 

岡崎静夏



日本郵便docomo business




ST600クラス #17 大和颯コメント


大和颯
 

今年もレースがなくなってしまい、今回は天候による仕方のないこととはいえ本当に残念です。

自分はまだ今シーズンポイントがなく、この九州大会で目先のポイント獲得を目標としていましたが、次戦の岡山に向けて“ピンチはチャンス”の思いで挑みます。

今大会では今季全日本で初めて「ぽすくまの親子バイク教室」が開催され、子ども達の笑顔と元気に励まされました。

レースが中止になったからこそ、走ること以外にもライダーとしての役割があると強く実感しました。

九州でお見せできなかった走りを岡山で必ず届けたいと思います。

現地での応援をよろしくお願いいたします。
 
 

大和颯
 

大和颯
 

大和颯
 

大和颯

 

J-GP3クラス #2 若松怜コメント


若松怜
 

今回のオートポリスを含め残り3戦となり、チャンピオン争いも終盤を迎える中で九州大会に挑みました。

30ポイント差を詰めるためにはポイントリーダーより前でゴールする必要がありましたが、予選は4番手に沈んでしまい、その結果がリザルトとなり悔しさが残りました。

改めて予選での走り方を見直す必要を痛感しました。

次戦の岡山でチャンピオンが決まる可能性もありますが、最後まで何が起こるかわからないのがレースです。

1周1周を大切にし、全力で挑み続けたいと思います。

J-GP3クラスらしい熱いバトルで残り2戦を盛り上げ、悔いのないシーズンにします。

引き続き応援をお願いいたします!
 
 

若松怜
 

若松怜
 

若松怜
 

若松怜

 


手島雄介監督コメント


手島雄介
 

日頃よりご支援いただいております日本郵便株式会社様、Honda様、NTTドコモビジネス株式会社様の皆さまをはじめ、多くのスポンサー様に御礼申し上げます。

九州大会は天候不良により参戦する全クラスの決勝が中止となり、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

しかし悪天候の中でも多くの日本郵便社員の皆様はじめ、スポンサー様、ファンの皆様に集まっていただき、共に過ごす時間の力を改めて感じました。

レースは中止になりましたが、過去九州大会の中で一番の来場数だったことから、皆様にサーキットに集まっていただき、わくわくし、同じ時間を過ごすプロセスはこのレース活動の一つの意義を感じられた大会でした。

我々の活動テーマである「ワンチーム」を一つ表現できたと実感しております。

オートポリス様の協力により日本郵便社員の皆様には自家用車でのパレードランを楽しんでいただき、笑顔で会場を後にされる姿に大きな意義を実感しました。

レースは結果を残すことも重要ですが、集まることで自分たちの仕事ができることの素晴らしさを共有し、日本の文化として表現する場であると改めて学びました。

残り2戦、岡山・鈴鹿では人間力を大切にOne Teamを築いて挑みます。

今回の中止は残念でしたが、この経験から多くの気づきを得られたことに意味があったと感じています。

これからもぜひ会場でお会いしましょう!

ありがとうございました。